【運 航】

問27 静水中に停止している排水型の一軸右回り船が、舵を右にいっぱいに取って、エンジンを後進にかけた場合、一般に、船はどのように運動するか。次のうちから最も適当なものを選べ。ただし、風や潮流の影響はないものとする。


問28 錨泊に関する用語のうち、「走錨」の説明として正しいものは、次のうちどれか。

(1)アンカーロープが切れること
(2)錨がひけること
(3)アンカーロープを伸ばすこと
(4)錨が絡むこと

問29 次の図に示す小型船舶のトリムの状態を表す用語として正しいものは、次のうちどれか。

(1)船首トリム
(2)船尾トリム
(3)イーブンキール
(4)トップヘビー

問30 河口付近を航行する場合の注意事項として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)潮汐の影響を受ける場所もあるので、その付近の潮汐を調べておく。
(2)大雨が降った後でも、河口付近であれば流れに変化はない。
(3)河口付近の水深は、大雨やダムの放水によって変化することがある。
(4)上流に比べ河口に近付くほど、流れが緩やかになっている。

問31 小型船舶で水上スキーやウェイクボードを曳く場合の注意事項として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)トーイングロープは、前回の使用中に異状が無い場合でも、損傷の有無を確認して使用する。
(2)操縦者は、スキーヤー(ボーダー)の能力に応じた無理のないコース取りや速力を心掛ける。
(3)加速、減速及び停止など、スキーヤー(ボーダー)の意思表示は、あらかじめ決めておいたジェスチャーによって行うとよい。
(4)交通量の少ない場所を使用することが多いので、操縦者は、スキーヤー(ボーダー)の見張りに専念したほうがよい。

問32 "次の(ア)〜(ウ)の要素から、実航真針路を求めると何度になるか。次のうちから選べ。
(ア) コンパス針路 : 058°
(イ) (ア)の針路に対する自差 : 2°W
(ウ) 偏差 : 5°E"

(1)047°
(2)053°
(3)061°
(4)069°

問33 A地点から45海里離れたB地点までを平均速力15ノットで航走し、ついでB地点から60海里離れたC地点までを平均速力12ノットで航走した。A地点からC地点までの所要時間は、次のうちどれか。

(1)3時間54分
(2)5時間00分
(3)8時間00分
(4)8時間45分

問34 日本の浮標式において、左舷灯浮標の灯光の色は、次のうちどれか。

(1)白色
(2)赤色
(3)緑色
(4)黄色

問35 次の図に示す灯質(図解)は、次のうちどれか。

(1)F
(2)Oc
(3)Iso
(4)Fl

問36 航海計画を立案するにあたって、海上における気象、海流、潮流等の諸現象、航路の状況、沿岸及び港湾の地形状況等を調べるには、何を見ればよいか。次のうちから選べ。

(1)水路通報
(2)水路要報
(3)水路誌
(4)水路図誌目録

問37 海図図式「  」の表すものは、次のうちどれか。船舶検査を受ける必要のない船舶は、次のうちどれか。

(1)漁港
(2)漁さく
(3)漁礁
(4)漁場

問38 小型船舶の機関の装備方法による分類として「船外機(アウトボード・エンジン)船」は、次のうちどれか。


問39 もやい結び(ボーラインノット)は、次のうちどれか。


問40 出航前に点検しなければならない事項として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)信号紅炎の使用期限が切れていないこと。
(2)ボットムプラグが閉じていること。
(3)ハッチが閉鎖されていること。
(4)
自己点火灯が固縛してあること。

問41 ガソリンエンジンの始動準備のうち、怠ると爆発事故を起こすおそれのあるものは、次のうちどれか。

(1)バッテリーの電圧点検
(2)発電機駆動のVベルトの張り具合の点検
(3)ハイテンションコードや点火プラグの点検
(4)
燃料コックの開閉状態の点検

問42 エンジンの燃焼回数について述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、次のうちからあてはまるものを選べ。
(A)2ストロークエンジンは、ピストンが2往復する間に1回燃焼が行われる。
(B)4ストロークエンジンは、ピストンが4往復する間に1回燃焼が行われる。

(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

問43 小型船舶のエンジンについて述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、次のうちからあてはまるものを選べ。
(A)小型船外機を始動した後は、検水口から冷却水が出ているかどうかを確認する。
(B)排気口から冷却水が排出される場合もあるので、始動後の確認の際には注意する。

(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

問44 エンジンを運転中、冷却水温計が、次の図のような示度を示した。エンジンの回転数を下げた後、原因を特定するために行う事項として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)バッテリ液の量を調べる。
(2)冷却水取入れ口の詰まりを調べる。
(3)冷却水ホースの締付け不良や損傷を調べる。
(4)循環ポンプ駆動用のVベルトの緩み、破損を調べる。

問45 バッテリーの交換目安について述べた次の文のうち、誤っているものは、次のうちどれか。

(1)容器の側面が膨らんできた場合には、新品と交換するほうがよい。
(2)バッテリー液が規定量より減少した場合には、新品と交換するほうがよい。
(3)過放電させた場合には、新品と交換するほうがよい。
(4)十分な充電をしても比重が変化しない場合には、新品と交換するほうがよい。

問46 地上天気図記号(日本式)「  」の表すものは、次のうちどれか。

(1)温暖前線
(2)寒冷前線
(3)停滞前線
(4)閉そく前線

問47 寒冷前線が通過する場合に起こる気象現象として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)空が暗い灰色の層状の雲におおわれる。
(2)にわか雨が降る。
(3)通過後は気温が下がる。
(4)通過後は風向が南から西寄りに急変する。

問48 潮汐について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。

(1)新月又は満月の1〜2日前に潮差が最も大きくなる潮汐を大潮という。
(2)高潮又は低潮の前後に海面の昇降が一時止まっているように見える状態を停潮という。
(3)海面の周期的な昇降のうち、海面が最も高くなった状態を高潮という。
(4)低潮から高潮になるまでの、海面が高くなりつつある状態の潮汐を上げ潮という。

問49 小型船舶の操縦について述べた次の文の( )の中にあてはまる最も適当なものは、次のうちどれか。
「船体の横揺れと波浪の周期が( )すると転覆する危険があるので、( )しないように注意して操縦する。」

(1)減少
(2)収束
(3)動揺
(4)同調

問50 航行中のモーターボートから落水者があったときの緊急処置として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)落水者へ直ちに、ライフブイを投げ与える。
(2)いつでも飛び込めるように、ライフジャケットをはずして待機する。
(3)落水者を見失わないように見張りを立てる。
(4)風浪があるときは、落水者を傷つけないように接近する。

【上級運航T】

問51 次の航海計画を海図上に記入し、全航程を速力12ノットで航行した場合の所要時間を求め、次のうちから選べ。ただし、風や海潮流の影響はないものとする。
「出航点A : 冬島南方海域 39°-52.0’N、140°-05.0’Eの地点から磁針路315°で航行
第一変針点B : 沖ノ島灯台を右舷正横に見る地点で磁針路000°に変針
第二変針点C : 春島の上埼灯台を左舷正横に見る地点で変針
到着点D : 内海港沖 40°-17.0’N、139°-50.0’E」

(1)約2時間33分
(2)約2時間44分
(3)約3時間20分
(4)約3時間31分

問52 夏島の南方海域を一定針路で航行中のA船は、青銅山山頂と梅岬灯台のトランシット(重視線)をコンパス方位210°、下埼灯台をコンパス方位100°に測定した。A船の船位(緯度、経度)は、次のうちどれか。

(1)40°-11.6’N、139°-40.0’E
(2)40°-11.0’N、139°-39.6’E
(3)40°-10.2’N、139°-39.1’E
(4)40°-09.6’N、139°-38.5’E

問53 A丸は、前島南西海域を速力8ノットで航行中、前島灯台を磁針方位060°、距離3海里に見る地点に達した。この地点より、夏島の鳥埼灯台を左舷正横3.2海里となるように航行するには、磁針路を何度にとればよいか。次のうちから選べ。ただし、この海域には流向140°(真方位)、流速3ノットの海流があるものとする。

(1)157°
(2)162°
(3)179°
(4)184°

問54 航海中の注意事項について述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、次のうちからあてはまるものを選べ。
(A)常に前方の見張りに専念し、法規を遵守した操縦を行わなければならない。
(B)常に船位の確認を行い、コースラインからのずれを照合し、修正を行わなければならない。

(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

問55 次の図は、日本付近の地上天気図の一例(概略)を示したものである。この気圧配置における、日本付近の気象状況について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。

(1)勢力が同じくらいの太平洋高気圧とオホーツク海高気圧の間に梅雨前線ができる。
(2)発達した低気圧が、停滞している前線上を中国南部方面から東に進み、雨を降らせる。
(3)梅雨の末期には、豪雨を降らせることがある。
(4)前線が停滞する期間は3ヶ月に及ぶ

問56 築地における平成15年9月10日午後の高潮時の潮時潮高を求めよ。潮汐表によると築地の標準港は東京で、潮時差は+0h-20m、潮高比は1.03、東京港の当日の潮汐は次の表のとおりである。

(1)17時47分、約203cm
(2)17時47分、約208cm
(3)17時07分、約223cm
(4)17時07分、約208cm

問57 次の図に示す地上天気図のように、日本付近を台風が矢印の方向に進む場合、台風の進行に伴い、(ア)地点の風向は、一般にどのように変化するか。次のうちから選べ。

(1)東→南東→南→南西
(2)東→北東→北→北西
(3)西→南西→南→南東
(4)西→北西→北→北東

問58 S丸は、定員3名の船外機を備えたFRP製プレジャーボートで、A船長1人が乗り込み、同乗者1人を乗せ、沖合いの釣り場で釣りを行った後、帰港するために港へ向け全速力で航行していた。港の入り口に達したところで風浪が強くなってきたため、A船長は速力を全速力より少し落とし、約6ノットの対地速力として波の衝撃を緩和するとともに、同乗者を船体中央に、自らは右舷側の操縦席にそれぞれ腰掛け、船体の安定を保つように対処した。その後、A船長が港入り口の浮標を回り込むため、ゆっくりと左転を開始したところ、右舷正横方向に高速力で入港してくる漁船を視認した。漁船がS丸の近距離を追い越して右舷前方約50メートルになったところで、漁船の起こした航走波が近づいてきたが、A船長は、これぐらいの航走波であればこのまま進行しても大丈夫と判断し、左転を続けた。この直後、右舷正横から航走波が押し寄せ、船首方向と航走波がほぼ平行となり、最初の航走波を横揺れしながら乗り切ったものの、次の波面により船体が持ち上げられ、左舷側に大傾斜して復原力を喪失し、S丸は転覆した。上記の海難事故について、その主要原因は、次のうちどれか。

(1)気象に対する配慮が不適切であった。
(2)復原性に対する配慮が不適切であった。
(3)航走波に対する配慮が不適切であった。
(4)トリムに対する配慮が不適切であった。

【上級運航U】

問59 ガソリンエンジンと比べたディーゼルエンジンの特徴として、誤っているものはどれか。

(1)振動が少ない。
(2)燃料費が安い。
(3)電気的な部品が少ない。
(4)堅牢な構造で重量がある。

問60 ディーゼルエンジン用燃料油を補給する場合の注意事項について述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、次のうちからあてはまるものを選べ。
(A)ドラム缶から燃料油を補給する場合は、底にゴミや水分が沈んでいることがあるから、缶の底の油は残したほうがよい。
(B)異常な臭いのするものは避け、定められた規格の燃料油を使用する必要がある。

(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。
(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

問61 バッテリーの充電要領及び充電中の注意事項について述べた次の文のうち、誤っているものはどれか。

(1)容量70アンペア時のものには、7アンペア位の充電電流とする。
(2)電源のをバッテリーのに、電源のをバッテリーのに接続する。
(3)充電中は酸素と水素ガスを発生するから火気に注意する。
(4)充電終期の電解液の比重は一般に1.28位である。

問62 プロペラの取り付け方法について述べた次の(A)と(B)について、それぞれの正誤を判断し、次のうちからあてはまるものを選べ。
(A)船内機船ではテーパー方式が多く採用され、空所にはグリスを充填しておく。
(B)船内外機船や船外機船ではスプライン方式が多く採用され、グリスの塗布は必要ない。

(1)(A)は正しく、(B)は誤っている。
(2)(A)は誤っていて、(B)は正しい。

(3)(A)も(B)も正しい。
(4)(A)も(B)も誤っている。

問63 船の速力が十分に出ない原因について述べた次の文のうち、適当でないものはどれか。

(1)エンジンがオーバーヒートや過負荷運転になっている。
(2)
プロペラのピッチ、直径などが規定のものより大きい。
(3)クラッチケーブルのワイヤーが、古くなって伸びている。
(4)船体、舵、プロペラに貝殻や藻などが付着している。

問64 ディーゼルエンジンの排煙が白いときの原因として適当でないものは、次のうちどれか。

(1)オイルパン内のエンジンオイルが多過ぎる。
(2)
ピストンリング、オイルリングが折損している。
(3)シリンダ内に冷却水が漏れている。
(4)各シリンダの出力が不揃いで過負荷のものがある。